「無理せずに、がむしゃらに」これは僕の座右の銘なんですが、人間、がむしゃらにやらなきゃいけない時ってあると思うし、がむしゃらに働けるってすごく幸せなことだと思うんです。
ただ、ちゃんとガス抜きができなきゃ、がむしゃらにはできないんですよね。僕の会社員時代の一番の失敗がこれです。
弱音を吐きながら、できないことは「できない」と言いながら、助けてほしい時は「助けて」と言いながら、がむしゃらに働ける。そんな場所は必ずあると思うので、ぜひ見つけてほしい。
もしかしたら、今いる場所だってそうかもしれない。一度弱音を吐いてみたら、周りの人たちは「なんだ、そうだったのか」って受け止めてくれるかもしれません。
自分一人で100点を出せなくても、周囲の人たちの手を借りながら100点にできるなら、それはすごく幸せなことだと思います。
世の中は、自分が思ってるよりも優しいし、広い。ゆっくり、あせらずに探してほしいなと思います。
書籍情報
乳がんで亡くなった妻・奈緒さん。
そのとき生後112日だった息子。
関西の人気キャスター“シミケン”が退社を決断し、前を向いて歩き始めるまでの973日間──。
取材・文・編集/光谷麻里(編集部)

