――ほかにも理由が?
広い意味で「なりたい自分」と「現実の自分」とのギャップは、多くの人が感じるものだと思います。セクシュアリティーの問題とか、あるいは、もっといい服を着たいけど現実にはお金がないとか。
いろいろなことが、メタバースの世界にいくともっと自由になれる可能性がある。それはやっぱり、現代を生きる人々にとって大きいことなんじゃないかなと思います。
メタバース内で起きる「差別」
――平野さんの提唱する「分人主義」の考え方とも通じますが、確かにメタバースでは、リアル世界とは別の自分を生きられますね。
例えばリアル世界では男性だけど、メタバースでは女性のアバターで活動しているような人も結構いて、それは彼の「分人」構成の1つとして女性アバターがある、という状態だと思います。
僕はこれには、教育的価値があるんじゃないかと思っています。かわいい女性アバターを使っている男性から実際に聞いたのですが、メタバースの中でいきなり卑猥なことを言ってきたり、胸を触ってきたりするやつがいるらしいんです。
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