モチベーションは「アゲる」ものではない 仕事への意欲が下がったときの対処法

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はたらく理由、6つのギア

ギア1: 生存欲求「生きる」。生きるため、食べてくため。

ギア2:安全欲求「暮らす」。安全な環境・安心な家計のため。

ギア3:所属欲求「つながる」。会社や組織の一員という自覚や一体感を感じるため。

ギア4:承認欲求「認められる」。ほめられる、感謝される、必要とされる喜びのため。

ギア5:自己実現欲求「なりたい自分になる」。やりたいことを見つけて実現する、達成感や成長の実感のため。

ギア6:貢献欲求「貢献する」。誰か、あるいは世の中に貢献している実感のため。

 自己実現に縛られる必要はありません。今の自分の心やキャリアの状況によって、どのギアの欲求がしっくりくるか、等身大の「はたらく理由」を考えてみましょう。どの欲求でもいいのです。それだけでモチベーションって素直にアガってきてくれるはずです。

そして仕事の経験を重ねていくうちに、誰か1人にでも、世の中にちょっとでも貢献する。そんな自分の「貢献欲求」に根付いたモチベーションがアガってくるはずです。

モチベーションはアゲるものではなく、アガるように心の仕組みをつくるものである。ちょうど今年の大河ドラマでも活躍しているあのイケメン志士も同じような言葉を残していました。

「おもしろき こともなき世に おもしろく すみなすものは 心なりけり」~高杉晋作

 

タブ タカヒロ ビジネスコンサルタント、はたらく女性のかていきょうし

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たぶ たかひろ / Takahiro Tabu

東亜大学トータルビューティ学科客員准教授。外資系アパレル2社→MBA取得→コンサルティングファームという経歴で現在に至る。新卒でやたらと有能な女性の多い職場で女子力を鍛えられ、海外勤務も経験。MBA取得後、コンサルティングファームにて、男くさいロジックと競争の世界に翻弄され、一瞬自分を見失ったものの、土壇場で開眼。周りを巻き込み味方を増やしてわくわく仕事をするスタイルを確立。週末にライフワークとして行っている「はたらく女性のかていきょうし」は大人気の数カ月待ち。セミナー開催や、雑誌取材など多方面で活躍中。共著に『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書き」ノートを使うのか?』(KADOKAWA)。

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