東大生が紹介「頭の良さ」を測る奇妙な計算ゲーム なぜ「数学ができる人は頭が良い」と言われるか

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一見すると、7の倍数が現れる確率は1/7ですから、6/7の確率であなたが勝ち、1/7の確率で相手が勝つ、あなたに有利なゲームのように考えられると思います。

しかしその直感に反して、このゲームではあなたは必ず敗北します。この試行をした数であれば、どんな数であっても、必ず7で割れるのです。

例えば先ほどの123123は、7で割ると答えが17589となって、7で割り切れてしまいます。101101も、651651も、841841も、どんな数であっても7で割り切れます

図にするとこのようになります。

(外部配信先では記事中の図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

さて、なぜこんなことが発生するのでしょう?

この数字が、必ず7で割れるワケ

もちろんこれにはカラクリがあります。これを理解するためには、この「①〜③」の過程をしっかりと計算式で表す必要があります。しっかりと数学的に式を作ると、答えが見えてくるのです。

②のプロセスを考えてみましょう。3桁の数である「651」を2つ並べて、6桁の数「651651」をつくるというプロセスなわけですが、これを計算式で表すとどうなるでしょうか?

「651×1000」をすると、「651000」という数が出てきます。これに「+651」をすると、「651651」という数が出てきますね。つまりは、こんな計算式です。

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