和田秀樹「学歴ではない本当に頭がよい人の特徴」 日本人は頭のよさを固定的なものだと思っている

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

感情面を司る前頭葉の若さを保つためには、わくわくしながら前向きに生き、脳によい刺激を与えることが大切です。

後ろ向きな思考をしていては、前頭葉は萎縮し、老化へと一直線でひた走っていくことになってしまいます。「人生、意外となんとかなる」と開き直って明るく生きてこそ、脳も生き生きと働き出すのです。

そして、常識や前例にとらわれず、新しいことに挑戦し続けることで、前頭葉はどんどん活発に働くようになります。だからこそ、毎日を実験するようなつもりで、「まだ知らなかった自分に出会う」ということを大切にしていただきたいと思います。

私は特に60歳以上の方に関して、この前頭葉を活性化させることは、非常に重要なポイントになると思っています。

前頭葉の若さを保つことは、頭や体のさまざまな機能の維持につながるのに加え、前頭葉の働きをよくするために効果的な思考や行動は、そのまま、老後の幸せな人生を送ることに直結するからです。

前頭葉を鍛えて、頭のよさと楽しい毎日、どちらも手に入れてみませんか?

60歳以上の人にこそ、頭がよくなる伸びしろがある

私は、60代から人生を向上させていくことは十分に可能ですし、むしろ、60代以降の方こそ、みるみる頭がよくなっていくポテンシャルを秘めていると思っています。

まず、常識に縛られたり、誰かの指示に従ったりする必要がなくなるというのは、シニア世代の大きな強みです。

会社で働いていたりすれば、不本意ながら上からの指令に従わなくてはいけなかったり、自分の気持ちを抑圧して周囲に合わせなければならなかったりといったことも多かったことでしょう。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事