なぜ「インタビュアー林修」は"神回"を生めるのか 『日曜日の初耳学』総合演出・田中良憲氏インタビュー

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これらは、プロの「テレビ屋」による技術があってこそで、それがあって「神回」が生まれ続けているのだ。

『初耳学』の今後は…?

『初耳学』に構成として参加している放送作家の寺田智和氏は田中氏についてこう語る。

「田中良憲は本当に努力家ですよ。彼がやっている編集手法はめちゃくちゃ難易度が高いですから。林先生も凄いんですけど、田中さん本人は言いたがらないけど、彼もすごく予習をして挑んでいます。こんなに下調べするのかと驚きますよ。他の番組では聞けない情報を何とか引き出そうとしたり、他にもコメントをもらえる芸能人はいないのかとか貪欲に探していったりとか。事前の努力を彼はずっとやり続けていているんです」

「インタビュアー林修」が人気を博した『初耳学』だが、今後はどうなっていくのだろうか。

「「インタビュアー林修」で知った芸能人同士の意外な交友関係がいろいろありました。たとえば『常盤貴子さんと仲間由紀恵さんの女子旅に林先生が同行する』とか『豊川悦司さんと布袋寅泰さんの酒席に林先生が参加する』というように、派生企画をやってみたいです。

僕は今、『初耳学』だけを担当していて、ロケ前の構成から完成に至るまで全部をしっかり自分で見るようにしています。でもそれでも見きれない部分があって、それをチームの仲間がカバーしてくれます。彼らの熱量が上がるようなチーム作りをこれからも大事にしたい」(田中氏)

語る人、また見る人の琴線に触れる言葉を引き出し続ける『日曜日の初耳学』。「明日からまた頑張ろう」という活力を、これからも我々に与え続けてくれるに違いない。

ジャスト日本 ライター

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じゃすとにほん / Just Nihon

ライター、プロレス考察家。1980年福岡県出身、和歌山県在住。プロレスからビジネスジャンルまで、幅広く執筆活動を展開。現在アメブロで「ジャスト日本のプロレス考察日誌」を更新中。 著書に「俺達が愛するプロレスラー劇場 Vol.1」(ごきげんビジネス出版)「インディペンデント・ブルース」「プロレス喧嘩マッチ伝説」(いずれも彩図社)ほか多数。

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