「1杯200円~5万円まで」広がるコーヒーの世界 アジア最大のコーヒー見本市で見た驚きの商品
コーヒー関連では2016年に発売した「カフェメタル」(3300円)も人気商品だ。
「ペーパーフィルターを使わずに繰り返して使えるオールステンレス製のコーヒードリッパーで、ほとんどのマグカップに直接のせてドリップできます。従来の金属フィルターの難点だった出来上がりのコーヒーに混ざる微粉を極限まで低減し、コーヒー本来の油分(旨み)をしっかり抽出するのも特徴です」
同社の三上正夫社長はこう話す。手頃な価格帯は中国で現地生産するのもある。
もともと機械工業系商社の中国駐在員を7年間務めた三上氏が2007年に個人起業。前職とは勝手が違う一般消費者向け商品や販路に試行錯誤しながら事業を軌道に乗せた。
「NHKやテレビ東京の番組でも取り上げられ、商品の認知度が高まりました。他社にない機能とデザインを兼ね備えた商品を提供したいと思っています」(同)
飲食店チェーンの派生ブランドも
「タップルート コーヒー ロースターズ」(TAPROOT coffee roasters/本社:北海道札幌市)は2022年から3年続けて出展、今回はブースを拡大した。
例えばブースで試飲もできた「エチオピア ガルガリグティティ スーパーナチュラル」は浅煎りの焙煎豆(100グラムで1520円)。飲み頃は焙煎日から1カ月を過ぎたあたりという。タップルートは、ある飲食店チェーンのコーヒー焙煎工場から誕生したブランドだ。
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