世界よ、これがパナソニックの家電戦略だ 津賀社長が独IFAで語った海外攻勢の全容
他社の展示内容に驚きがなくなった
――IFA会場で他社の展示を見てきた感想は?
各社とも、驚きがほとんどなくなった。逆に言うと、これまでは進化が速すぎてテクノロジー訴求が先行していたが、安定してしっかりと商品を作っていく姿勢に変わってきた。価格だけでない価値訴求ができるという意味で、正常化したといえる。
――B to B拡大の戦略自体は変わっていないのか。
まったく変わっていない。パナソニックの中核には家電がある。パナソニックというブランドやコンシューマーがワクワクする価値を訴求できるのはB to C。自動車をはじめとするB to Bのお客様も、われわれのB to Cの価値があるからこそ、事業で組みたいというところがほとんどだ。
われわれが家電で培ってきた技術、お客様への接し方がいちばん欲しがられる。コンシューマー向けがB to Bに活きるように事業を進めているし、そういう意味で今回の展示内容を思い切ってコンシューマー向けに振ったのも、B to Bにつなげていくのが狙いだ。


















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