「豆腐メンタル…」と悩む勿れ"逃げる"の6大効果 精神科医が激推し、「逃げ」はポジティブな戦略だ

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相手はあなたを攻撃してくるかもしれませんが、そんなときこそ戦わずに逃げることです。

逃げる勇気――あなたが明日を生きるために
『逃げる勇気――あなたが明日を生きるために』(自由国民社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

生物はみなそれぞれ適した生息地があります。水のないところで魚は生きられません。魚を陸に上げたら、すぐに息絶えてしまいます。

人間も同じです。適した環境で生きていくことが重要です。

本来その人をひとりの個体として考えるならば、それぞれ人によって生息しやすい環境は異なるはずです。

ところが、人間は環境が自分にとってそんなにフィットしていなくても、我慢してそれなりにやっていけてしまうからやっかいなのです。

もしも「この環境はどうも合わない」と感じたら、その場で合う環境に移動することが重要です。

そうでなければ、魚のように息絶えてしまうのですから。

もしも、「生きづらさ」を感じているなら、命を守るためにいますぐ生きやすい環境に移動することです。

がんばらないのも勇気

逃げることは環境を変えることであって、とても勇気がいりますが、とてもポジティブな選択です。

「つらい場所から、勇気を出していますぐに逃げだしてください」

「がんばらないのも勇気です。ときにはがんばらない勇気も必要です」

これまで「逃げなさい」と背中を押してもらったことはありますか?

もしも、だれも押してくれなかったならば、私が押します。

逃げることは、とてもポジティブな選択なのです。

和田 秀樹 精神科医

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わだ ひでき / Hideki Wada

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、浴風会病院精神科医師を経て、現在は和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わる。『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『60歳からはやりたい放題』(扶桑社新書)、『老いたら好きに生きる』(毎日新聞出版)など著書多数。

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