PTAの「あの人はズルい」をなくす新組織が続々 おやじの会スタイルで「やりたい」をサポート
PTAに代わる新しい組織をつくる動きもある。子どものために行う活動の内容は大きくは変わらない。いったい何が違うのか。AERA 2024年9月30日号より。
「負担感」の強い組織になってしまったPTA
プラスチック製の容器に盛られたブランド米「粒すけ」のご飯にイワシのチーズ春巻き、磯香和え、キムチ鍋ふうのみそ汁。デザートは味の濃い花みかん。保護者たちが食べているのは、子どもたちのこの日の給食と同じメニューだ。
給食の試食会後は、子どもたちのクラスを訪ね、子どもたちが給仕する様子や、食事する様子を見守る。自宅とはまた違う、子どもたちの様子が見られると好評だ。
2021年春に開校した千葉県・船橋市立塚田南小学校には、PTAがない。このイベントを主催するのはPTAではなく、保護者の会「塚田南小学校サポーターズクラブ」だ。
この「サポーターズクラブ」を立ち上げた成瀬有さん(45)は言う。
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