"施主"は子ども?工務店が新サービスで課題解決 「ダンボールハウスけんちくじむしょ」とは何か

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「ホロスホームのホロスとは、”全体”を意味するギリシャ語です。お客様に家を売るのではなく、暮らしの全体を売る、という思いが込められています。外構も含めて請けていたり、趣味を楽しむ家づくりを大切にしているなど楽しんで暮らす家を提供したいと考えています。

また楽しく暮らすためには家にお金を使いすぎてもいけないので、DIYでお客さんと一緒に壁の塗装をするワークショップなども実施しています。家づくりのプロセスも暮らしの一部として楽しんでほしい、そのために、お子さんにも関わってもらうことができると良いのではないかと考えたんです。

弊社に依頼してくださるお客様は多趣味で人生を楽しんでいる方が多いので、こうした取り組みには共感してくださる方が多いだろうなと思います」(山口)

コンサルタントのアイデアが企画に

お子さんにとっては、親御さんがどんなことに頭を悩ませているのか、知るきっかけにもなると山口さんはいいます。

ホロスホーム
ショールームには暖炉や植栽が設えられており、暮らしを楽しもうという姿勢が見て取れる(画像提供:ホロスホーム)

「この企画の発端は、弊社が運営しているカフェやインテリアショップにコンサルタントとして関わっていただいているクリエイティブディレクターの佐藤ねじさん(ブルーパドル)からいただいたアイデアでした。

佐藤さんのお子さんが、ダンボールハウスを自作していたそうで。プロの建築士と一緒にダンボールハウスをつくるサービスがあったら面白いんじゃないかとご提案していただいたんです」(山口)

その提案が、打ち合わせ中にお子さんが退屈してしまうという課題への対策として合致したのだそう。

「佐藤さんに弊社の工房なども見ていただいたところ、これだけこだわって家づくりに取り組んでいるのであれば、お子さんにもそのこだわりを体験してもらうのはどうだろう、というのが入口でしたね。はじめは単純に面白そうだしやってみよう、ということで検討を進めていきました。

ほかの工務店さんにはないサービスですし、こうした取り組みを行うことで、『面白い会社だな』と思っていただくことが弊社を知るきっかけにつながるのではないかと思い、立ち上げることにしました」(山口)

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