"施主"は子ども?工務店が新サービスで課題解決 「ダンボールハウスけんちくじむしょ」とは何か
ダンボールハウスの設計にも建築士の経験が生きる
きょうだいで意見が合わない場合でも、一度の打ち合わせでデザインを決めるために建築士としての経験が生かされるのだそう。
「壁が4面あるのでこっちの面はお姉ちゃんの面、こちらは弟さんの面、というように分けることで解決したりしています。お姉ちゃんが猫、弟さんが恐竜、といったように別々の図柄を入れるので違和感のあるデザインにならないか、心配される親御さんもいらっしゃいましたが、木々を植えることで統一感を出すなど工夫しがいがありますね。
なかには口を挟みそうになる親御さんもいらっしゃって、なんとか我慢して見守っていただいています。実際の家づくりでも夫婦で意見が割れた際にはどう落とし所をつけるかが重要になりますが、その疑似体験にもなるのではないかなと思っています。ダンボールハウスの設計を通じて、家づくりにも興味をもってもらえると嬉しいです」(長坂)
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