"施主"は子ども?工務店が新サービスで課題解決 「ダンボールハウスけんちくじむしょ」とは何か

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ホロスホーム
デザイン検討のメモ。ダンボールの強度が保たれるよう調整を加える(写真:筆者)
ホロスホーム
調整された最終図面(「煙突」パターン)。黒い部分が切り抜く箇所、グレー部分は切り込みを入れて表面の紙を剥がす箇所(画像提供:ホロスホーム)
ホロスホーム
組み立ての様子。小さなお子さんでも作業できるように設計されている(撮影:画像提供:ホロスホーム)

ダンボールハウスの設計にも建築士の経験が生きる

きょうだいで意見が合わない場合でも、一度の打ち合わせでデザインを決めるために建築士としての経験が生かされるのだそう。

「壁が4面あるのでこっちの面はお姉ちゃんの面、こちらは弟さんの面、というように分けることで解決したりしています。お姉ちゃんが猫、弟さんが恐竜、といったように別々の図柄を入れるので違和感のあるデザインにならないか、心配される親御さんもいらっしゃいましたが、木々を植えることで統一感を出すなど工夫しがいがありますね。

なかには口を挟みそうになる親御さんもいらっしゃって、なんとか我慢して見守っていただいています。実際の家づくりでも夫婦で意見が割れた際にはどう落とし所をつけるかが重要になりますが、その疑似体験にもなるのではないかなと思っています。ダンボールハウスの設計を通じて、家づくりにも興味をもってもらえると嬉しいです」(長坂)

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事