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王者・武田はなぜ時価総額3位?「製薬戦国絵巻」 4年で「国内再リストラ」武田が直面する現状

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『製薬サバイバル』特集バナー
国内製薬業界のトップは武田薬品だが…

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国際化を進め、巨額買収を仕掛けた王者・武田薬品が苦戦する一方、中外製薬は創薬力を磨き時価総額で国内トップに立つ。本特集では、明暗分かれる国内製薬企業の今を追った。
【配信予定】9月29日(日)
武田薬品、巨額買収の裏で衰退した「創薬力」
9月30日(月)
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「前回が2020年で今回は24年。もはやオリンピックのようだ」

国内の製薬企業でトップの武田薬品工業は8月、国内事業の運営体制見直しと同時に、希望退職を募る「フューチャー・キャリア・プログラム」(FCP)の実施を発表した。FCPの実施は、20年に続いて2回目。20年のFCPでは、MR(医薬情報担当者)を中心に500人超が退職している。わずか4年で再募集となった事態に、武田の現役MRは冒頭のように肩を落とす。

再びのリストラへ

東洋経済は、会社が8月下旬に社員向けに示した希望退職者の募集要項案を入手した。それによると、FCPの対象者は国内事業の主要部門であるジャパン・ファーマ・ビジネス・ユニット(JPBU)と、研究開発組織に当たるR&Dジャパンに所属する勤続3年以上の社員。募集期間は24年12月上旬から中旬で、退職日は25年2月末だ。

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