アイドル辞め"キャリコン"に転身「彼女」の選択肢 元「フィロソフィーのダンス」十束おとはが語る

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おとはさん:振り返ってみると楽しかったです。表の活動でも裏方の活動でも、新しい挑戦ができた1年半でした。

今後のキャリアにとってむだなことは一つもないと感じているので、「今の私で良かった」と心から言えます

思い出は美化されがちですが(笑)、アイドルとして経験したことは、美しくすてきな思い出として私の中に残っていくのだろうなと。

キャリアコンサルタントという職業を知ったのは、グループに所属していた頃に担当していた、就活生を応援するラジオ番組。

彼女自身、大学卒業後に就職した会社が合わずにすぐに辞めて引きこもりになるという、日陰の道を歩んでいた時期があった。

おとはさん:キャリアコンサルタントという仕事を知った時、学んでみたいと思うと同時に昔つまずいていた時に相談してみたかったなと感じました。

私は引きこもりからしばらくしてアイドルになり、異業種からの転職も経験しています。

さまざまな失敗や挫折を含めたあらゆる経験をした今だからこそ誰かの役に立てるのならと、キャリアコンサルタントを目指そうと思いました。

そして、新たな目標を掲げて仕事と両立しながら学校に通い、この春、国家資格キャリアコンサルタントの資格を取得した。

自身のSNS上で「キャリアコンサルタントの資格取得を目指しています」と宣言したことが、モチベーションの維持につながったという。

おとはさん:思ったよりも覚えることが多いうえに、タレントと会社の仕事との両立で心が折れてしまいそうな瞬間が何度かありました。

ひっそりと誰にも告げずに勉強していたら、途中で諦めていたかもしれません。あえて自分を崖から突き落とすつもりで、言ったからには「絶対に取る!」と思っていました。
(写真:渡辺美知子)

時代が変わっても不変な「女性の悩み」を解消したい

より良いキャリアコンサルタントを目指し、この1年半の間に、メンタル心理カウンセラーとメンタルヘルス・マネジメント検定の資格も取得。

SNSで「何か一緒にやりたい人」を「ゆる募」してみたら、多くの反響があったという。

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