「プリン体ゼロ」「糖質ゼロ」の怪しすぎる効果

人間の体はそんなに単純ではありません!

そのため、活性酸素が増えない生活をすることが大切です、活性酸素は喫煙や飲酒及び過度な運動などでも発生するので、禁煙や適度な飲酒と運動を心掛けることでも尿酸値の上昇は抑制できます。

2008年から厚生労働省では「高齢者の医療の確保に関する法律」により特定健康診査と特定保健指導を開始しました。

日本の高齢化で医療費が上昇する中、高齢者の医療費を確保するために40歳以降で重大な病気に発展する前に対処や治療を進めることで医療費の削減に結びつけるのが目的です。

「糖質ゼロ」がかえって肥満を誘発するカラクリ

これはメタボリックシンドロームの早期発見と早期治療に着目した対策です。ウエスト周囲長で男性85cm・女性90cmを基準として脂質異常症、高血圧、高血糖の3項目のうち2項目以上の数値が高値であれば、いわゆる「メタボ」として特定保健指導の対象となります。

特定保健指導は、この3項目で各々の数値はそれほど高くなくても、2項目重なって数値が高めであればその時点で早期に改善させるのが狙いです。具体的には、保健師のカウンセリングや管理栄養士による食事指導、健康運動指導士などの運動指導資格者による運動指導を受けることになります。それでも改善しない場合には医師の治療(投薬など)へと進めます。

これは「肥満」を伴うメタボは生活習慣病の中でも重大な病状(動脈硬化)へと発展することを前提とした“肥満撲滅大作戦”とも言うべき、国を挙げての対策です。

こうした流れの中で2008年以降、肥満・ダイエットを訴求したサプリメントや食品・飲料が急激に増えています。

ダイエットの基本はカロリーの収支バランスを負にすること、つまり摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすこと。

この理論では高カロリーの脂質を減らすと共に運動でカロリー燃焼を促すといったダイエットを推進することになりますが、ヒトの身体は計算通りになるはずもなく、上手くいかないダイエットの繰り返しになってしまうのが常なのです。

2001年の「低インシュリンダイエット」によってGI値(グリセミックインデックス)が国内でも認知され始めたことで糖質による血糖値の上昇が太る原因との認識が広まり始めました。(なおGI値とは、食後血糖値の上昇比率で、ブドウ糖などの基準食を100%として対象食品がその何%に当たるのかを数値で表しています。数値が低いほど食後血糖値が上昇しにくく、高いほど上昇しやすい食品になります。)

その後、食後に血糖値が上昇して太るのならば「糖質を制限すれば良い」、「炭水化物を食べなければ良い」と極端な解釈から糖質制限食が流行したことでカロリーオフと合わせて糖質ゼロ飲料や糖質制限食品に拍車が掛かりました。

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