社会人留学の2大人気「ドバイvsマルタ」その違い 1週間のプチ留学で何ができる?コスパは?

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地中海の宝石と言われ、世界遺産の遺跡や中世の美しい街並み、年間を通して温暖な気候などマルタ共和国は本当に魅力的な国です。映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』に登場したりや元欅坂46 鈴本美愉さんの留学先としても話題となりました。筆者も実際に訪問して、その魅力に心を打たれた一人です。

日本からの留学生数はコロナ前までに復活

日本からマルタに留学する人の数は2023年で1100人(一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2023より)。同調査で留学生数がピークであったコロナ前の2019年が1166人だったため、その頃とほぼ同レベル(2019年比94.3%)まで復活してきています。

オトナ留学としてのマルタの特徴にはどのような点があるのでしょうか。

まずは、海沿いにレストランやクラブが立ち並ぶ賑やかなリゾートエリア、セントジュリアンズは語学学校も多い地域です。海からも徒歩圏内にあるEnglish Path Maltaは、約600名の学生が在籍している活気のある語学学校。ビルの5階と6階に教室があり、別の語学学校グループECも隣接しているため、休憩時間には留学生で溢れかえっていました。

南米やアジア、ヨーロッパからの学生が多く、学校スタッフも含め陽気で雰囲気の良さを感じます。とにかく開放的で学生間のコミュニケーション多めなのがマルタ(特にセントジュリアンズ)の特徴の1つです。周辺のエリアは海が近いのもあり、リゾートウェアや水着で歩いている人もいます。逆に言えば、真面目で静かな感じだと少し浮いてしまうかもしれません。

English Path
English Pathの周辺(筆者撮影)

セントジュリアンズの高台のほうに行くと少し落ち着いた感じの高級住宅街があり、ここにはSprachcaffe Malta(シュプラッハカフェ マルタ)という1983年創業の老舗の学校があります。

マルタらしいギリシャ建築の建物は雰囲気たっぷりです。学校の中心部には大きなプールがあり、周囲にはビーチバレーコートやカフェレストランがあり、カフェで食べたローカルの手作りパンの美味しいこと。元々リゾートホテルだったことから学内に滞在施設もあり、落ち着いた環境で学習したい人にもお勧めです。

セントジュリアンズから程近いスウィーイという住宅街にあるClubclass Maltaは、マルタらしいレトロで良い雰囲気の人気校です。ここもジムや屋外プール、バー、スーパー、農園などが併設していてとっても便利なのですが、特筆すべきは滞在のバリエーションの豊富さです。

キャンパス内の滞在先もあるのですが、オトナ留学でお勧めしたいのは、学校から徒歩数分以内のところに学校が所有するアパート。バリエーションがいくつかあるので、予算や好みによって選ぶことができます。実際に部屋を見せてもらいましたが、Amber Courtというお洒落なシェアアパートは、個室もあり専用のキッチン・バスルームまで付いているのでこだわりのある社会人でも十分満足できるレベルでした。

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