内実ともにAWSと切り離せない形で創業したわずか3年後、ソラコムは、日本の大手通信キャリアであるKDDIの傘下入りという道を選ぶ。運用期限内のエグジットを目指すファンドなどよりも、株主の意向に左右されにくい安定的な経営基盤を手にするため、ソラコムから株譲渡を持ちかけた。
KDDIという大企業グループに入ったことは、顧客との関係構築で大きなメリットを生んだ。玉川氏は「(それにより)永続的に安定してインフラを提供できる会社と認識いただいた」と振り返る。
KDDI傘下入り時点に描いた計画を大きく上回る水準で成長したソラコムは、「上場」という次のステージを見据えるようになる。世界展開に向けて「もう1回しっかりアクセルを踏んだら、もっと成長できるのではないか」と考えた玉川氏は、KDDIの髙橋誠社長に相談し、2020年からIPOに向けた準備を始めた。
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