やっぱり日本はダメだ。アメリカのようには行かない。根本的に何かが違っている。なぜなんだ?
アメリカ大統領候補の討論会が純粋に面白いワケ
27日に投開票される自民党総裁選挙は、当初こそかなり盛り上がったものの、すでに国民一般の関心は失速気味だ。報道はいまだに続いているが、連日、ほぼ同じ議論とキャッチフレーズが繰り返され、自民党員以外は関心を失ったようだ。
一方、アメリカ大統領選挙は、日本には直接関係ないのに、NHKは地上波で、ドナルド・トランプ前大統領とカマラ・ハリス副大統領の討論会90分超を完全生中継した。
同国では視聴者数は5750万人以上と推計されているが、日本でも、NHKをはじめ、多くのニュース番組ではトップ扱い、かつ大々的に報道された。この持ち回り連載で執筆しているかんべえ氏(=吉崎達彦・双日総合研究所チーフエコノミスト)にとっては、選挙分析は仕事だから(趣味でもあるか?)かぶりつくのは当然としても、私ですら、最近の記者会見などではいちばん熱中した(現地PBSのネット配信だが)。うちの妻ですら、私と一緒に90分間飽きもせずに見続けた。
自国の総理候補の政策には関心がないのに、ほかの国の政治ショーには熱中するなんて、日本人は暇なのか?そんなに自国は余裕があり、何の心配もないのか?それともやっぱり単に暇なのか?私は確かに暇でもあったが、アメリカ大統領候補の討論会は純粋に面白い。だから熱中したのだ。
では、なぜ面白いのか?それは後のほうで議論することにして、さて、金融関係者にとっては、今週(9月16~20日)は中央銀行ウィークだった。
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