米大統領選は副大統領候補で決まるかもしれない 共和ヴァンス氏と民主ウォルズ氏ガチンコ対決

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10月1日に直接対決する共和党の副大統領候補J.D.ヴァンス上院議員(左)と民主党の同候補ティム・ウォルズ知事。今回のアメリカ大統領選は2人がカギを握っているかもしれない(写真:AP/アフロ)

最近の筆者は、アメリカ大統領選挙をテーマとする講演会の機会をたくさん頂戴している。9月は、よくこんなジョークを「つかみ」に使ったものだ。

「トランプ対ハリスの対決とかけて、大谷翔平と解きます。その心は『50:50』(フィフティ・フィフティ)」

あいにく現在の「オオタニサン!」は、ホームラン数も盗塁数も50を超えて前人未到の領域を突っ走っており、このジョークはすでに「使えない」ものになってしまった。

アメリカ大統領選挙は相変わらず「50:50」

この連載は競馬をこよなく愛するエコノミスト3人による持ち回り連載です(最終ページには競馬の予想が載っています【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします)。記事の一覧はこちら

ところが大統領選挙は、あいかわらず「50:50」なのである。投票日は5週間後に迫っているというのに、どっちがリードしているのかわからない。これだけの接戦は、おそらく2000年の「ブッシュ対ゴア」以来であろう。

ここまで僅差となると、通常であれば見過ごされることが多い副大統領候補が意外と重要になるかもしれない。日本で臨時国会が召集され、新しい首相が誕生する予定の10月1日には、副大統領候補同士のテレビ討論会がニューヨークで行われる(日本時間では翌10月2日午前10時から)。司会はCBS放送が担当する。

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