なぜオタクは定時に帰って毎日充実しているのか 時間活用がうまい理由は明確な優先順位にあった

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購入したチケットを見ていると、この予定は崩せない。何が何でもイベントに参加しないといけない、という気持ちが心の底から湧き上がります。持っているチケットの公演の様子をイメージし、自分がヲタ芸をしているシミュレーションをします。

予定のために、死にもの狂いで仕事に取り組むように

イベントの予定を先に入れただけですが、これだけで気持ちの張り合いがこれまでとは比べ物にならないぐらい強くなりました。仕事をなんとしても終わらせる。これ以降、死にもの狂いで仕事に取り組むようになりました。

終業の時間だけを心待ちにし、時間が早く過ぎないかと気にしていた自分が、チケットを先に買うようにして3カ月もすると、どうすれば残業をせずに仕事を終わらせられるかということを考える自分に変化していました。

『1日3時間集中で“仕事”も“推し”も両立する 定時に帰れる時間活用術』(PHP研究所)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

行動は変わりましたが、やり始めた当初、心の中では、ものすごくドキドキしたことを覚えています。チケットが無駄になったらどうしよう。イベントに参加できないのではないか……。こういった不安が何度も頭をよぎりました。でも、それ以上にイベントに参加したい、ヲタ芸をやりたいという気持ちが勝りました。

予定のために仕事に必死になって取り組み、終わらせようとする。高揚した気持ちや仕事に対するやる気を感じたことはありませんか? 予定を先に決めることは、最初は勇気のいることですが、慣れてくるとやりたいことや大事なことに意識が向くようになります。

先に押さえたチケットが、予約が、お金が無駄に終わったらどうしようという不安こそ、スタートラインに立った証拠です。内心ハラハラ・ドキドキしている気持ちを振り切って、仕事を終わらせることに全力を尽くす。

この状態を築くことができたとき、予定通り「推し活」を楽しむことができるようになります。私の場合、予定通りにイベントに参加できるようになると、それまでは距離や時間の関係で選択肢に入らなかったイベントも参加する候補として挙がるようになりました。

それに伴い仕事を効率よく、さらに計画的に終わらせるようになるという好循環が生まれました。その結果、より多くのイベントに参加できるようになりました。

イベントがそこにある。推し活がそこにある。

だからこそ仕事をなんとしても時間内に終わらせようとする。定時に絶対上がるという力がみなぎってきます。

一番先生 オタク歴27年社会人

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いちばんせんせい / Ichibansensei

オタク歴27年社会人歴18年、営業管理職。イベント参加数は5000以上、参加時間は1万2000時間以上になる。 Xフォロワー数3500人、フジテレビ「オタカル最前線」(30分の密着ドキュメント番組)で取り上げられた経験あり。日本・タイ・台湾に自身のファンを持つ。

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