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なぜ地方では新しい事業がつぶされるのか ビジネスの芽を摘む「地域魔女狩り」の仕組み

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  • 木下 斉 まちづくりビジネス事業家
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前出のサミットでは、食、医療、金融、エネルギーなどの各分野で成功している事業家の皆さんに登壇いただきましたが、彼らはそれを乗り越える工夫をしていることもわかりました。では、新しい事業をする場合、いったい何が成功と失敗を分けるのでしょうか。

いうまでもなく、新規事業は「商品・サービス」「顧客」「方法」がすべて従来とは異なる形で始められることになります。

「聞いてない」「わからない」・・関係ない人がつくる壁

地域で新しい事業をする際には初期段階で、さまざまな反応が出ます。すぐに周囲がその新しい取り組みに気づき、実は全く事業に直接関係ない人まで、反応を示したりします。ある人は「聞いていない」と言い出したり、説明をすると「こんな事業はわけがわからない」とダメ出しもします。

こうした声を無視すると、今度は「あの事業はうまくいかないよ」などと丁寧に悪い噂まで広げて下さったりします。「不必要な御意見番」が沢山出るのです。

このように、地域での事業で厄介なのは、事業に直接的に関係するステイクホルダー(利害関係者)だけでなく、その外にいてリスクも負わず、事業の影響を特段受けるわけでもない人まで、「連絡」と「理解」を求めたりすることです。

これが小さいようで、実は大きな壁です。結局は、衰退している地域で、ひとことモノ申したいだけだったりしますが、新規事業の初期段階では、そんなことにいちいち対応している余裕はありません。

本来、新規事業は、初期段階でできるだけ事業に集中しなくては、成果など生まれません。しかし、地域では関係ないひとからさまざまな邪魔が入ります。時には親切を装っていたりさえするから厄介です。

この最初の段階をうまくやり過ごさないと、事業がどんどん歪んでいき、遅延していき、挑戦することがないままにつぶれてしまうことも多々あります。

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