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ヒョンデとBYD「6車種のデザイン」本当のところ 2つの「アジアンブランド」大きく違う方向性

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  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
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ネッソはアイオニック5に近いサイズで、日本には燃料電池車(FCEV)のみが導入される(筆者撮影)

残る2車種、ネッソは上下に薄いヘッドランプが今風であるものの、それ以外はむしろ常識的、コナのほうはピクセルデザインのLEDを線のように並べ、下のコーナーにウインカーなどを集めており(リアも同様の造形)、好き嫌いが分かれそうだ。

コナは、ボディサイドも明確に張り出した台形の前後フェンダー、リアクォーターのモールからドアパネルにつながる斜めのキャラクターラインなど、かなり大胆である。

それと比べると、BYDで最初に日本に上陸したATTO3は、EVらしさをあまり感じないオーソドックスなクロスオーバースタイルだ。

本国で展開している同じダイナスティシリーズの漢は、ATTO3と似た顔つきだし、唐は大きなグリルを据えているぐらいなので、シリーズとしての方向性とも言える。

オーシャンシリーズのドルフィンとシールのうち、より海洋生物っぽいのは、ボディサイズに余裕があるシールのほうだ。

BYDのフラッグシップセダンとして販売されるシール(筆者撮影)

ただし、テスラのようにシンプルに徹しているわけではなく、ヘッドランプまわりやボディサイドにはアクセントをつけている。

ドルフィンは小柄で、パッケージングはATTO3に近い。フロントマスクで親しみやすさを出しつつ、鋭角的なサイドのキャラクターラインで躍動感も表現しており、エントリーモデルにふさわしいキャラクターが与えられている印象だ。

日本で販売されるBYD車のうち、もっともコンパクトなドルフィン(筆者撮影)

ちなみに6車種のボディサイズを小さい順に並べると、ドルフィン、コナ、ATTO3となり、少し離れてアイオニック5とネッソが同等、シールはSUVではなくセダンということもあり、この2車種より長くて低くなる。

インテリアは「ブランド」を反映する

インテリアは、エクステリアと比べると、ブランドごとの統一感が強い。とりわけインパネは、ヒョンデの3車種がすべてメーターとセンターをつなげた横長のディスプレイを置くのに対し、BYDは小ぶりのメーターパネルと、縦にも横にもできる大きなセンターディスプレイの組み合わせが共通する。

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【各車それぞれが超個性的】

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