主語と述語はどれ?「読解力」向上するクイズ 学校でも仕事場でも言葉を読み解く力は重要だ

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さて、最後の問題です。

問題③:次の文の「主語」と、対応する「述語」はどれでしょうか?
昨日の夜、僕はホテルに泊まっていて、カードキーを落としてしまった。僕はフロントにそのことを伝えに行こうと思った。しかし、フロントは想像以上に混雑していて、困ってしまった。

最初の文の主語「僕は」に対応する述語は、「泊まっていて」「落としてしまった」です。ホテルに、や、カードキーを、は、それぞれの動詞の対象を説明する目的語であって、主語・述語には含まれません。同様に、2文目の主語「僕は」に対応する熟語は「思った」ですね。

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3文目にも、「フロントは」「混雑していて」という主語・述語が隠されていました。

では、文章の最後にある「困ってしまった」に対応する主語はどれでしょうか? 3文目の中には、それらしい主語はないように思えます。

しかし、文の意味から考えると「僕は」が主語であると考えることができます。

2文目と3文目は、あわせて「僕は」「思った」けど「困ってしまった」という文章となっています。

解答③
主語:僕は 述語:泊まっていて・落としてしまった・思った・困ってしまった
主語:フロントは 述語:混雑していて

さて、皆さんは何問正解できたでしょうか? 意外と難しいですよね。

主語と述語を意識しながら文章を読むことは、「読解力」向上への第一歩です。日ごろから文章を読む際や、話す際にも意識してみましょう。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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