東大生出題「これはどんな内容?」文章推測クイズ 文章の最初と最後を読めば話の全体像が見える

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西岡壱誠 東大 
(画像:東大カルペ・ディエム作成)
学校でも、仕事場でも求められる「読解力」。どのように身に付ければよいのでしょうか。『小学生が5日でできる 東大式 超速!読解ドリル』を上梓した、東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんがクイズを出しながら、読解力の身に付け方のコツをお話しします。

文章は、まるでサンドイッチのように作られているケースが多いです。

例えば「今からケーキの美味しさについてお話しします!」から始まって、最後に「……ということで、ケーキは美味しいのです!」と結論が出て終わる。このように最初と最後で同じ主張を述べている文章は、かなり多く存在します。

ちょうど、パンとパンで具材を挟んでいるような形態になっているので、この形態は「サンドイッチフォーマット」と呼ばれています。

「サンドイッチフォーマット」で書かれたものは、「主張が一貫している文章」になります。最初と最後で自分の言いたいことを明確にしたうえで、その途中で、主張に関する根拠や理由を説明していくわけです。

最初と最後を見るとテーマがわかる

だからこそ、文章は「最初」と「最後」を読めば、著者の主張や文章のテーマをいち早く見つけることができるのです。

例えば、

最初「俺が彼女と出会ったのは、3カ月前のことだった。」
最後「彼女はもういない。でも、ずっと俺の思い出の中に残り続けるだろう。」

という文章があったとしましょう。最初と最後に共通して、「彼女」という言葉が出てきます。最後を読むと、どうやら主人公の「俺」は最終的には「彼女」と離れ離れになってしまうようです。

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