人生も折り返し地点。中原はいったい、今後の人生をどう描いているのだろうか。
「目の前のことに全力投球なんですが、一番はMCに憧れています。阿川佐和子さんのような方になりたいなと。憧れますね」
今は自身がMCを務めるインターネットテレビでゲストを招いてのトークを行うなど一歩一歩進んでいる。もちろん、ゲストもほとんどは自分より年齢は年下になるが芸歴は上の人ばかりとなる。
「人によっては若い人に頭を下げたくないとかあるかもしれませんが、私はフラットに年下であろうと(芸歴での)先輩は先輩だと思っています。年齢ではなく自分より何かをできる人を尊敬しています」
「自分よりも何かをできる人を尊敬する」
すがすがしいまでに今の自身の立ち位置を把握している。
看護師時代に感じていた「ふとした違和感」
中原が自身の立場を俯瞰できるのには看護師時代に感じたことが大きく影響していた。
「私が看護師を始めた頃は女性が圧倒的に多い仕事でしたし。でもそこで同じ仕事を男性がやると対価が違うんだろうなと思って。当時はドクターも男性が多く、意見できませんでした。仕事には不満がなかったけれど女性の地位が低いなと感じた頃があったんです」
確かに今でこそ看護師ではあるが少し前まで看護婦という女性の職業ワードで語られていた時代はあった。だからこそ女性の声を届けたかったという。
「私は今、この年齢でアイドルをやっているというだけでバッシングを受けることが実際あります。まだまだ女性の声が届けられないからこそアイドルと言う形で女性の声を届けたいなという思いもあります」
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