ローランド・ベルガー、KPMG FASなどでパートナーを務め、経営コンサルタントとして「40年の実績」を有し、「企業のDX支援」を多くてがけている大野隆司氏。
大野氏のところに届く「経営層からの相談内容」が、このところ大きく変化してきているという。「DXの効果が出ない」という悩みが目に見えて増えてきているというのだ。
なぜ、こうした悩みが生じているのか。大野氏が自身の経験や大手・中小企業の現状を交えながら「DXの効果が出ない3つの理由」について解説していく。
前回記事(経営者は「DXへの過大期待」を今すぐ捨てるべきだ)で大企業・中小企業それぞれにおいてDX導入の効果が出ていない、あるいは導入が進んでいない現状に鑑み、DXを過大評価することに対する注意喚起を促しました。
ではなぜ、多くの企業においてDXの効果が出ないのでしょうか?
DXを推進する企業においては、
経済産業省がいうところの「2025年の崖」に従順に従ったとい
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
今回は「巨額の投資をしても、DXの効果が出ない理由」を3つに分けて分析していきます。
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