「歯垢を除去するだけ」動画"441万回表示"の驚き 投稿した歯科医師に「動画に込めた思い」を聞く

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歯と歯(あるいは歯ぐき)の間に歯ブラシの毛先が挿入されていることを確かめたら、ここを起点に歯ブラシを動かしていく。歯ブラシは上の歯は上から下に、下の歯では下から上に、起点を中心に、歯と歯の間を毛束が通過するように、歯ブラシの柄を回転させる。

重点的に磨く箇所は3つ。歯と歯の間、歯と歯ぐきの間、歯をかみ合わせたときに当たる面の溝。つまり、「凹凸がある歯の凹の部分」だという。ここに歯ブラシの毛先が入っていなければならない。

「よく歯ブラシを力強く横にガシャガシャと動かしている人がいますが、力はまったく必要ありません」(吉田さん)

1日1回しっかり磨けばOK

歯ブラシは市販されている普通のものでよく、歯磨き粉は基本的には不要。必要に応じて歯間ブラシやフロスなどの歯間清掃具を使う。1日に1回、夜などに重点的に磨けば、あとの2回は簡単でもいいという。

加えて、個人の力だけで100%磨き切れる人はいないため、定期的にメンテナンスを行い、歯科衛生士に歯垢を除去してもらう必要がある。その際に、磨けていない歯をどう磨くかについて、指導を受けることも可能だ。

子どものころから学校や家庭で「食事のあとは歯を磨こう」と言われ続けてきたものの、なんとなく歯磨きをおざなりにしてきた人は多いのではないだろうか。

自分の歯をおろそかにし続けたときに起こるリスクを理解し、いま一度、正しい歯磨きを心がけたい。

井上 志津 ライター

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いのうえ しづ / Shizu Inoue

東京都生まれ。国際基督教大卒。1992年から2020年まで毎日新聞記者。現在、夕刊フジ、週刊エコノミストなどに執筆。福祉送迎バスの添乗員も務める。WOWOWシナリオ大賞優秀賞受賞。著書に『仕事もしたい 赤ちゃんもほしい 新聞記者の出産と育児の日記』(草思社)。

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