前回のQ&A 良心の呵責があるのならば、すぐに退社せよ
前々回のQ&A 「34歳の転職」は自分の"市場価値"に要注意
仕事選びの本質は、自分にとって合うか合わないかで選ぶものです。それ以上でも、それ以下でもありません。自分に合う仕事を選べば、おのずとその後の姿というのは見えてきます。
また、むやみやたらに将来の姿を描こうとしてはいけません。実際、私は自分の将来の姿なんぞ明確に描いたこともありませんし、現在も意識的に描いていません。
そもそもキャリアに限らず、人生は大きく分けると、「自分自身」と「取り巻く環境」というふたつの不確実性の高い要素に左右されます。このうち前者は自分でコントロールできるとお考えかもしれませんが、必ずしもそうでもないのです。
自分自身もどんどん変わっていく
今の自分が将来こうなりたい、と強く願っていたとしても、将来の自分にとっての理想ではないのです。経験を重ねる中で、考えや判断の軸が変わるので、「なりたい自分」は変化するのです。
当然、「取り巻く環境」も変わりますので、硬直的に現時点で将来こうなりたいという夢を描いたところで、そのとおりにはなりません。現実的には上記ふたつの要素の変化に応じた臨機応変さが求められるわけです。将来の姿を描くとしてもざっくりと描く程度でよいのです。
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