改札そばの店舗でそばモーニング
筆者が利用したのは、オタクの聖地と称される電気街の駅にある改札すぐそばの店舗です。
キャパは20人ほどで、店内にはいす席と立ち食い席の両方が設置されています。細長い店内の入り口側はいすなしの立ち食い席、奥はいすありのカウンター席になっていました。
お盆の朝9時、駅構内の人はまばらながらお店はそこそこ繁盛しており、つねに10人前後とにぎわっています。利用客のほとんどが1人客でほぼ男性なのですが、つねに2〜3人の女性客がいるのが印象的でした。
モーニングめぐりを日課とする筆者ですが、そばチェーンや牛丼チェーンで、女性が1人で利用している場面に巡り合わせることはめったにありません。たった数人といえども、朝からそばチェーンを女性客が利用しているというのは、実はかなりのレアケースです。
改めて眺めると、明るい店内に、白木調の家具、丸いすではなく背もたれのついたカウンターチェア、白地に赤で絵付けされた陶磁器の食器など、端々に和食ファストフードが持つ、独特のジャンク感を排除する心配りのようなものが感じられます。
「こういう小さな積み重ねが、女性客でも入りやすい店作りにつながっているのかもなぁ」と、マーケティングに感心する朝です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら