「始末」ということ 山折哲雄著

拡大
縮小
「始末」ということ 山折哲雄著

死は誰にも訪れる不可避なもので、いつどのように自分の身にやってくるのかは誰にもわからない。自らも僧籍を持つ著者は、著名な宗教者が立派な死を迎えたのは、宗教的に高いステージに達していたからではなく、人の死をたくさん見つめることによって自分の最期への覚悟が据わっていたからだという。

齢80歳を迎え自分の死と向き合う覚悟を決めた著者が、死に際して自分の人生にけじめをつけることを「始末」という言葉であらためてとらえ直し、死が見えにくくなっている現代社会における死の作法について説く。いかに生きるかを考えるのと同じように、いかに死を迎えるか、人生にどう始末をつけるかを考えておくことが大事だと語る。

角川ONEテーマ21 760円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
【逆転合格の作法】「日本一生徒の多い社会科講師」が語る、東大受験突破の根底条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT