物理数学の直観的方法〈普及版〉 理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬 長沼伸一郎著
理科系の大学に進学すると、習う数学や物理学は高校までのような具体的な内容ではなく、一気に抽象的なものに変わる。rotなど見たことのない記号も増える。このrotは通常ベクトル解析で教え、電磁気学の中に登場する。ベクトル場を水流と考えたとき、rotはその流れの中にある微小な水車の回転速度と解釈できるなど、イメージによって最小限の努力で本質部分を納得させようとする。
線積分、面積分、全微分、テイラー展開、固有値、ベクトル解析、フーリエ変換、そして複素積分など、大胆なイメージ化により、難解な概念を短時間でマスターさせ、理工系学生の前に立ちはだかる数学の「10の難所」の直感的な理解に導く。
講談社ブルーバックス 1092円
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