「よかれと思って」損する!?エアコン節電の"ウソ" 「月1000円以上」電気代をムダにしているかも!

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大切なのは「室外機の風通しをよくする」「室外機を日陰に置く(室外機が吸い込む空気の温度を下げる)」ということ。この理屈からすると、室外機のまわりに打ち水をすると効果があるかもしれません。ただ、頻繁に打ち水をしに屋外に出るのは、暑くて大変ですが。

→ウソ

●ラティスでしっかり囲って日陰にしたら省エネになる?

エアコンの室外機のデザインは洗練されておらず(つまりダサいってことですね)、メーカー名が大きく書いてあります。そのうえ人目につく道路に面しているところに設置することが多いので、家の外観を損ねるとお困りの人も多いでしょう。

そこで家の雰囲気に合うように、白い木(ラティス)などで室外機を覆ってしまう方もいるようです。エアコンに理解のある方は、正面に隙間を作って風の通り道を作っているようです。

しかし室外機の多くは背面と、室外機に向かって左側から空気を取り込んでいるので、こちらも風が通るようにしてあげなければ、しっかり囲んでいるのと変わりありません。

室外機の風通しが悪いと、月に1000~2000円ほど電気代が高くなるので注意しましょう。ラティスで囲むより、屋根のような大きな「ひさし」を作って日陰になるようにしてあげるといいでしょう。

→ウソ

意外と効果がある「日よけシート」

●室外機の日よけシートは節電効果がある?

室外機の上に載せる銀色のシートは、ある程度は効果があるようです。

直射日光が当たらないので、日陰にするのと同じような効果が得られるとされています。ただ、室外機が吸い込む空気は熱いままなので、電気代として表れるほど効果がないかもしれません。

前述しましたが、あくまでも空気の流れを阻害しない程度に、よしずや農作物用の遮光シートで日陰にするのがよいでしょう。

→半分ホント

●設定温度を下げると部屋が早く冷える?

外出から帰ってくると、部屋の中がモワッとして熱気が充満していますよね。そういうときに室温を一気に涼しくしたいからと、「リモコンの設定温度を20℃にする」という方がいます。

しかし、設定温度をいくら下げても、部屋が涼しくなるまでの時間に差はありません。

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