「株価の乱高下」新NISA初心者はどうすればいい? 割安成長株投資の億り人に秘策を聞きました

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そうであるにもかかわらず、なぜ株式投資でしっかり利益を得られている人のほうが少数なのでしょうか。それは、今回のような暴落に直面したとき、

「こんなに損をするなんてとんでもない。もう株式投資なんてしない」

などと言って、株式投資をやめてしまう人が大半だからだと思います。

株価の下落に耐え切れず、少しでも早く楽になりたいからといって、手持ちの株式を売却してしまうと、その後に買おうとしても、なかなか決心がつきません。

「だいぶ株価が下げてきたけれども、ここで株式を買っても、さらに株価が下がるんじゃないか」

「あのとき、買っておけば今よりも安い株価で買えたのに、値上がりしてしまったよ」

などという考えが頭の中をグルグル回りしてしまい、結局、買うことができなくなってしまうのです。

しかも大底で持ち株を全部、売却してしまうと、株価が反発したとき、その利益を取ることができずに、結局は損失だけが残ることになります。

株式を持ち続けるのが最後に笑う秘訣です!

私は今回のような暴落に直面したときは、保有株を見直すいい機会だと考えるようにしています。相場が上がり調子のときは、保有株のネガティブな要素に気付かないものですが、このように株価が急落しているようなときには、ネガティブな要素が見つけやすくなります。

したがって、まずは冷静に保有株をチェックします。そして、ネガティブな要素を持つ銘柄があったら、それを売却して、同時に前々から目をつけていた銘柄と入れ替えます。入れ替えはするけれども、投資する量を極端には減らしません。

どれだけ暴落したとしても、株式のポジションを持ち続けるのが最後に笑う秘訣だと思います。

DAIBOUCHOU 専業投資家インフルエンサー

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1973年生まれ。東京都在住。各企業の財務諸表分析を中心とした、割安成長株への超分散投資を得意とする。2000年の会社員時代に200万円の元手から株式投資を始めて、約4年で資産が大膨張して「億り人」になる。ところが、専業投資家になったとたんに、ライブドアショックやリーマンショックの影響で資産が大暴落。その後、安定重視の中長期投資にシフトして、資産10億円を達成。その投資経験や知見を個人投資家に伝え、株式投資の成功者を増やすことがライフワーク。会社四季報オンラインで「DAIBOUCHOU流 超分散投資」を連載中。

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