「株価の乱高下」新NISA初心者はどうすればいい? 割安成長株投資の億り人に秘策を聞きました

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まあ、想像はつきましたけどね……。

でも大丈夫です。冷静になりましょう。

まず、新NISAの成長投資枠で日本株を買っている方は、もし現金余力があるならば、一定量を買ってもいいでしょう。ただし、全力買いはお勧めしません。あくまでも打診買いです。そして、もし買うのであれば、マーケット全体の下げに引きずられる形で下げた銘柄を狙うことです。

業績が悪化している、悪化する恐れがある銘柄は論外ですが、なかには売り上げがしっかり伸びていて、かつ利益も確保されているのに、今回、マーケットが大暴落したために、株価が崩れてしまった銘柄がけっこうあります。

この手の銘柄は、株価が割安になっているはずですから、絶好の買いチャンスでしょう。株価はいずれ業績を反映しますから、今回のようにマーケット全体が投げ売り状態になって株価が下げたとしても、いずれ戻ります。割安成長株投資の絶好のチャンスです。

暴落で大変な目に遭うのは信用取引をする投資家です!

そもそも今回のような暴落で大変な目に遭うのは、信用取引でポジションを持っている投資家です。

信用取引で買いのポジションを持つ投資家は、お金を借りて株式を買うことができます。これによってレバレッジを利かせられますが、その分だけ株価が暴落すると、証拠金の担保力を回復させるために追加で証拠金を入れて取引を続行するか、ポジションを閉じて、生じた損失を証拠金から差し引いて取引を終了するかを決断しなければなりません。どちらを選ぶにしても苦しい判断を求められます。

正直に言います。私はちょっとしくじりました。下げ幅で過去最大となった5日は、この日だけで20%もの下落を食らってしまいました。

反省点は、いささか信用取引のポジションを増やしてしまったことです。相場の下げ足があまりにも速く、証拠金維持率を維持するために信用取引で買っていた分を売ったのですが、売っても売っても株価が下がるため、証拠金維持率がなかなか回復しないという状況に陥ってしまったのです。

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