米国は「ゴルフの危機」に絶妙な対策を打った

日本のゴルフ団体は会議を開いてばかり

ファーストティー・プログラムというのが、米国にある。ゴルフを知らない子どもたちに、ゴルフに触れてもらうプロジェクトだ。1997年からスタートして、2014年までに延べ1050万人が参加しているという。

単にゴルフを教えるのではなく、ゴルフを通して「正直、誠実、スポーツマンシップ、尊敬、自信、責任、忍耐、礼儀、判断力」を伝えていくというプログラムである。

ここで育ったスコット・ラングレーは、今PGAツアーで活躍している。まだ優勝はないけれど、彼は6月のザ・グリーンブライアークラシック初日に62をマークして優勝争いに加わり、結局13位タイに終わったものの、このプログラム出身選手として全米で注目されている。

ゴルフ界の危機をどのように救うか

今、米国でもゴルフ界の危機に敏感だ。将来的にゴルファー減少が加速すると判断し、5月のザ・プレーヤーズ選手権開催中に、全米ゴルフ協会、マスターズ委員会、全米プロゴルフ協会、PGAツアー、LPGAツアーが集結して、今後の取り組みに関する発表が行われた。

「まず、各組織のエゴを捨てる」という合意から始まった。身勝手な言い訳、既得権益、意地の張り合いを捨てるということだ。

次ページ得意分野を生かす
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 会社を変える人材開発の極意
  • 就職四季報プラスワン
  • はじまりの食卓
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
<a href="https://bit.ly/2SmSYaR" target="_blank">新型肺炎で中国大停滞<br>アップル供給網に打撃</a>

新型コロナウイルスの拡大に伴う人の移動の制限によって、中国では企業活動の停滞が深刻です。iPhone生産にも甚大な影響が。組み立てを担う台湾・鴻海グループの鄭州工場は今……。「財新」特約のデジタル版連載「疫病都市」の続編です。