医師が警告「生活習慣病」招く3つの身近な食品 依存性のある「超加工食品」が血管をむしばむ
AGEは焼いたり揚げたりする高温調理の過程で多く生成されます。ですから、理論上は揚げるよりも焼いたほうが良い、焼くよりも、ゆでたほうが良い、ゆでるよりも生のほうが良いという順序になります。しかし、じゃがいもを生で食べるなんて無理ですし、なにより揚げたポテトはとてつもなくおいしい。
そもそもからして何度も使ったり、鍋の中に長い時間、放置された古い油=悪い油はAGEが多く発生するといわれています。つまり、工業用やお店で揚げているものは、言うに及ばずというわけです。
そういった観点から見直すと、外で食べるとんかつ、唐揚げ、ステーキ、天ぷらなどの動物性脂肪食品に、AGEは多く含まれている可能性が高いと言えるでしょう。
「超加工食品」には依存性も認められている
菓子パンやクッキー、ポテトチップスの3つのような、糖分や塩分、脂肪などを多く含む加工食品は、「超加工食品」などと呼ばれたりします。
糖分は高血糖、塩分は高血圧、脂肪は脂質異常症など生活習慣病のリスクが高まりますから、できるだけ控えてほしいものです。
さらに言えば、最近、超加工食品には、たばこやアルコールなどで見られるような、依存性があるという研究結果も発表されています。
そう考えると、食べ続けることで、やめられなくなる可能性があるので、少しずつでも減らしていくことが必要です。
ちなみに、超加工食品には、次のようなものがあります。
冷凍ピザ・ホットドッグ・ミートボール・チキンナゲット・ハム・ソーセージ・キャンディー・グミ・ドーナツ・アイスクリーム・ビスケット・クッキー・炭酸飲料・マーガリン
医者の立場でいうなら良くないものは良くない。しかし、私も医者である前に1人の人間ですから、年がら年中、体のことばかり考えてもいられません。なによりそんな生活、息苦しくて楽しいとも思えません。
ここに挙げた食品を頭の片隅に置いておいて、無理のない範囲で摂生するようにしてみてください。
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