ユーロ発「世界危機」 イタリアへの伝播阻止へ綱渡りの危機対応

震源地ギリシャは今や、国債のデフォルト(債務不履行)が時間の問題である。昨年5月に欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の金融支援下に入ったが、約束していた財政赤字削減が計画どおりに進んでいない。10月3日、同国政府は今年の赤字が対国内総生産(GDP)比で計画の7・6%を超えて8・5%となり、来年も計画の6・5%に対し6・8%になると発表。想定以上の景気後退が原因だ。

この「ギブアップ宣言」に、市場は震撼した。ギリシャへの支援は、3カ月ごとにEUなどが計画進捗を査察したうえで分割融資されるが、今回の計画未達で、第6回融資(80億ユーロ)が差し止めになる懸念が高まったからだ。支援ストップなら同国の国債デフォルトは避けられない。

怖いのは危機の本格伝播である。「このままギリシャが破綻すれば、次はイタリアというのが市場の受け止め方」と外債アナリストは語る。


政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 北朝鮮ニュース
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
GAFA全解剖<br>あらゆる産業をのみ込む4巨人

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの頭文字をとったGAFA(ガーファ)。もはやこの4社の名前を聞かない日はない。あらゆる産業や社会生活に影響を及ぼすデータ独占4巨人。その実力と戦略を解明する。