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データセンターで稼ぐ!大和ハウス&ソニー編 ついに始まった令和の"ゴールドラッシュ"①

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再開発からレーザーやMLCC、冷却装置まで、恩恵は多岐にわたる。

建設中の印西パーク
建設が進む印西パーク。豪エアトランクの入居も決定(写真:編集部撮影)

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半導体業界がざわついている。震源地は時価総額で一時、世界一となったアメリカのエヌビディアだ。AI半導体ブームに乗って急成長し、マイクロソフトなどGAFAMも一目置く。「半導体 覇権」特集では、エヌビディアの強みと死角、そして巻き返しを図る日本勢の今をリポートする。
※『データセンターで稼ぐ!村田製作所&三菱重工編』はこちら

データセンターの市場が伸びれば、それにあやかろうとする企業も当然出てくる。米国では、データセンター拡大による電力不足を見越し、再生可能エネルギー事業者の株価が上がっているほどだ。日本でもエレクトロニクス産業だけでなく、住宅や重工をはじめ、異業種による“ゴールドラッシュ”が始まりつつある。

大和ハウス工業|印西では巨大プロジェクト 土地も手当てし14棟を建設

都心から車で1時間余りの千葉県印西市。市内では公表事業者だけで11社のデータセンターがひしめいている。国道464号北側の広大な戸建て団地を抜けると、突如、巨大な建物が姿を現す。大和ハウス工業が手がける「DPDC印西パーク」のB区画で建設中のD棟(5階建て)だ。

大和ハウスは2018年に都市再生機構(UR)から土地を取得し、約27万平方メートルの敷地で全14棟(総延べ床面積33万平方メートル)のデータセンターを開発中だ。事業費は1000億円。すでに2棟は竣工しており、データセンター事業者の豪エアトランクが運用を始めている。

大和ハウスの石原聡・建築事業本部データセンター推進室グループ長は「7棟はすでに利用者がついている。半導体市況の波はあってもデータ量が今後減ることはない」と自信を見せる。すべての完成は30年を見込んでいる。

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