映画公開から20年「下妻物語」若者達に与えた影響 ロリータなどさまざまなカルチャーが話題に

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ロリータファッションを楽しむ桃子と、ヤンキーのイチゴ。生き方や価値観が違うこの2人が友情を育んでいくというのも、本作の見どころであるが、先述した服装のほかにも、ところどころに時代を感じる場面があるのも面白い。

自分を貫く姿が今を生きる若者にも響く

桃子がブランドの偽物を売るときに使用したオレンジの「iBook」のパソコンや、ガラケー。2人が出会うきっかけとなった投稿雑誌。

今の時代ならフリマアプリで済ませてしまいそうだが、2人は投稿雑誌をきっかけに直接会って、交流するようになった。

また、彼女たちのファッションも「個性的」という枠を超えて、現在ではアイコンとして憧れる若者も多い。

『下妻物語』の作品名を聞くと、今でも話題になるのは、当時、桃子とイチゴの強さに憧れた若者たちと同じように、自分を貫くその姿が令和の若者の心にも響くからだろう。

リアルタイムで観た世代を超えて、令和でも若者を魅了する『下妻物語』。まだ観たことがない人は、ぜひこの機会に観てほしい。

2000年代のエネルギッシュでカラフルな時代と「憧れ」が詰まった宝箱のような映画にきっと心が動かされるはずだ。

Tajimax ライター・コレクター

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たじまっくす

東京都出身。2018年からSNSを中心に90年代〜00年代の平成ガールズカルチャーを紹介している。『オリコンニュース』『現代ビジネス』『ビジネスジャーナル』などで平成ガールズカルチャー関連のインタビュー取材ほか、「アーバンライフメトロ」などのウェブサイト、「クイック・ジャパン」に寄稿。90年代〜00年代の平成ガールズカルチャーのコレクターでもあり、古雑誌をメインに膨大なアイテムを所有している。

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