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OpenAIが「ベーシックインカム」を激推しするワケ AI絶望格差の対応へテック企業が実証実験

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「私としては、AIがもたらす失業は、ユニバーサル・ベーシックインカムを通じて(セーフティーネットの)強固な床を築く重要な1つの理由だと考える。ただ、それは数ある理由の1つにすぎない」

ベーシックインカム推進派がシリコンバレーに依存しようとしないもう1つの理由は、テック業界の支援が気まぐれに終わる可能性があることだ。マスクは2018年に、「AIが人間の仕事のほとんどを奪うことになれば、そのうちユニバーサル・ベーシックインカムが必要になる」と発言した。

オープンAIだけがすべてを支配する未来?

ところが、昨年11月にはこう言っている。「私たちがユニバーサル・ベーシックインカムを導入することはないだろう。私たちの全員が高収入(ユニバーサル・ハイインカム)を得ることになるのだから」。マスクは、その違いを説明していない。

5月のポッドキャストのインタビューで、アルトマンは「未来はユニバーサル・ベーシックインカムではなく、ユニバーサル・ベーシックコンピューティングといった姿になっているのではないか」と語った。

言い換えれば、人々が得るのは現金ではなくコンピューターを利用する時間であり、そしてシリコンバレー——ことによるとオープンAIだけ——がすべてを支配する未来になるということだ。

(執筆:David Streitfeld記者)
(C)2024 The New York Times

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