就活生は、だいたい「出産適齢期」を知らない

男女とも、このことを知っておこう

妊娠・出産というライフイベントを組み込んだキャリアプランを立てるべきです(写真:k+s / PIXTA)

就活生の皆さん、「卵子の老化」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ここ数年、マスコミで採り上げられる機会も増えたトピックなのでご存じかもしれません。簡単に言うと、妊娠の鍵となる卵子は年齢とともに老化が進み数が減っていくということです。つまり、ヒトの妊娠能力にはリミットがあるというお話です。

妊娠・出産を組み込んだキャリアプラン

もちろん、産むかどうかは個人の自由。しかし、仕事を続けながら「いつかは子どもを持ちたい」と思うなら、リミットがある以上、この妊娠・出産というライフイベントを組み込んだキャリアプランを立てるべきでしょう。就活の段階からこうした視点を持って業界や会社を選べば、理想の人生を送ることも夢ではありません。少なくとも入社後に出産・育児を理由とした不本意な退職や転職を余儀なくされるリスクはかなり抑えられるはずです。

男性も他人事ではありません。昨今、産後に夫婦間の愛情が冷え込む「産後クライシス」が社会問題となっていますが、夫が妻の妊娠・出産に際し当事者意識を持たずに接することが大きな原因のひとつとして指摘されています。特に共働き世帯が主流となった昨今、夫婦で家事や育児を分担するのはもはや当たり前のこと。男性も女性のライフイベントを“自分事”として考えられないと、公私ともに充実した人生を送ることは難しい時代になっているのです。

と言われても、目の前の「就活」が大変である今、「婚活」や「妊活」のことなど考える余裕はないかもしれません。そこで、お薦めしたいのが、『「産む」と「働く」の教科書』(講談社)です。これは、少子化ジャーナリスト・作家の白河桃子氏と、不妊治療に携わる齊藤英和氏(国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 副センター長)の共著です。おふたりが、東大、早稲田、慶応、昭和女子大などさまざまな大学で行った「ライフプラン」の授業を基に構成されています。

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