「積立投資」が初心者にはやっぱり"最強"なワケ 積立運用のメリットと注意するべきポイント

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暗号通貨の価格変動幅は、株式や金よりもさらに大きく、安定した投資商品とはとても言えない。歴史的に見て、底値圏に低迷する時代も長く続いたが、そんなときには定期的な積み立て以外に追加で投資する「積立運用+追加投資」がいいかもしれない。暗号通貨の積み立てでは毎日とか毎週月曜日といった積立プランも選択できる。わずかな投資金額でコツコツ積み立てていくことが重要と言っていい。

積立運用の成果をシミュレーションする

最後に、積立運用の注意点だが、簡単にピックアップすると次のようになる。

<将来の税金を念頭に入れること>
NISAを使えればベストだが、通常の株式や投資信託に投資する場合、長年蓄積した運用益には特定口座の場合で「20%」の税金がかかる。さらに、金や暗号通貨の場合は一次所得として、「50万円」以上の運用益は申告して税金を支払う必要がある。特に、現在のような金価格が急騰している状況で、一気に利益確定してしまうと、翌年の税金で苦しむことになる。税額と合わせて分散して利益確定するのもひとつの方法だ。

<価格変動に一喜一憂しない程度の投資金額がベスト>
積立投資は、10年、20年単位で続けてこそ意味がある。そういう意味では、多額の資金をつぎ込まずに、最低限の金額で日常的に忘れることができる程度の金額で積み立てることが大切だ。果報は寝て待て、というスタンスがいいかもしれない。

<価格変動が大きく、将来的に価値が下落しにくい投資商品を選ぶ>
長い期間、積立運用ができるのであれば、できるだけ変動幅の大きい金融商品を選ぶ方が投資効率は大きい。平均株価もそうだがどうしても上昇していくのに時間がかかる。ある程度、乱高下を繰り返すような金融商品のほうが面白いかもしれない。

とはいえ、何があっても消滅してしまわない株価の平均指数などが積立には向いている。今後、戦争や天災など、気候変動による資源価格の高騰や地政学リスクの高まりなど、不透明な時代背景をきちんと考えて積み立てを開始することだ。

仮想通貨も、国によっては売買が禁止されるかもしれない。暗号通貨の中でも、ビットコインのような1番手の安定したポジションにいる商品に投資するべきだろう。ドージコインといった話題性が先行している商品は積立投資に向かない。

ちなみに、金融庁がホームページで積み立てのシミュレーションが簡単にわかるページを作っている。それを参考にすると、どんな金融商品に投資すればいいか、わかるかもしれない。

岩崎 博充 経済ジャーナリスト

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いわさき ひろみつ / Hiromitsu Iwasaki

雑誌編集者等を経て1982年に独立し、経済、金融などのジャンルに特化したフリーのライター集団「ライトルーム」を設立。雑誌、新聞、単行本などで執筆活動を行うほか、テレビ、ラジオ等のコメンテーターとしても活動している。『老後破綻 改訂版』(廣済堂出版)、『日本人が知らなかったリスクマネー入門』(翔泳社)、『「老後」プアから身をかわす 50歳でも間に合う女の老後サバイバルマネープラン! 』(主婦の友インフォス情報社)など著書多数。
 

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