「積立投資」が初心者にはやっぱり"最強"なワケ 積立運用のメリットと注意するべきポイント

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一方、2005年末から2019年末までの資産クラス別平均リターンのデータによると、次のようなものもある。(「各資産クラスのこれまでのパフォーマンス 資産形成17」野村アセットマネジメント、2020年1月)。最近の日本株上昇が反映されていないために、少ないリターンしかない。

●日本株式…… 0.30%
●日本債券…… 1.79%
●日本REIT…… 2.11%
●先進国株式…… 7.83%
●先進国債券…… 3.11%
●先進国REIT…… 6.63%
●新興国株式…… 6.16%
●新興国債券…… 6.51%
●新興国REIT…… 6.03%

2005年末から2019年末までの資産クラス別平均リターンを見てみると、先進国株式が7%台と大きな利益を出していることがわかる。新興国株式でも6%だから、やはり15年という期間で見ると株式の運用成績がよかったことが分かる。また、新興国債券や不動産投資信託である「REIT」も6%台と高く、少なくともここ20年は株式やREITが日本を除く先進国では、高い運用成績を記録していたことがわかる。 

2013年と2023年とでは、大きく運用成績が異なる

こうしたデータに基づいて、アメリカのS&P500に連動する投資信託やオールカントリーと呼ばれる世界中の株式市場に投資する積立運用が注目されているわけだが、こうしたクラス別の平均リターンというのは、そのときの状況に応じて大きく異なるのが普通だ。

たとえば、アベノミクスで日本株がそこそこ上昇した2013年と、やはり日本株が上昇をはじめた2023年の「資産クラス別平均リターン」の状況を比較すると、次のようになる(ゴールドマン・サックス Market know-Howミクロの視点、2023年10月、圧力の緩和2024年4月より)

<2013年/2023年>
1.グローバル小型株式……32.4%/15.8%
2.米国大型株式……31.5%/25.7%
3.日本株式……27.2%/20.3%
4.欧州株式……25.2%/19.9%
5.英国株式……21.0%/13.9%
6.ヘッジファンド……9.0%/6.6%
7.ハイ・イールド社債……7.3%/14.0%
8.グローバルREIT……4.4%/10.9%
9.グローバル債券……-0.1%/7.1%
10.マクロ/タクティカル・ヘッジファンド……-1.1%/-0.9%
11.コモディティ……-1.2%/-4.3%
12.新興国株式……-2.6%/9.8%
13.新興国債券……-5.3%/11.1%

2013年と2023年とでは、大きく運用成績が異なるのがわかるはずだ。もし自分の判断に自信がない場合は、複数の資産にわけて、自分なりのポートフォリオを作るのもひとつの方法だ。最近では、AI(人工知能)やプログラム売買によって1万円程度から投資家の「リスク許容度」に応じて積立てくれる運用機関も多い。

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