BOPビジネス市場共創の戦略 スチュアート・L・ハート、テッド・ロンドン著/清川幸美訳

BOPビジネス市場共創の戦略 スチュアート・L・ハート、テッド・ロンドン著/清川幸美訳

昼間8時間ほど屋外に出しておくと、夜間8時間明るさを保つ「ソーラーランタン」が、アフリカで急速に普及している。米国の大学生が開発し、値段は10ドル。もともとは世界40億人の貧困層(BOP=Base Of the Pyramid)を狙った商品だったが、東日本大震災後の被災地でも利用され、条件次第では先進国でも有用なことがわかった。

しかし、このBOPビジネスの成功例はまださほど多くない。ボリュームゾーンとだけ見なして顧客の獲得を目指した企業の多くが苦戦し、完全に失敗した事例も少なくない。本書は、BOP概念そのものの提唱者が、この間の教訓とBOPビジネスのあるべき姿をまとめたものだ。

成功と失敗を分けた最大の教訓は「BOPとともに富を創造する」ことができたかどうかだという。インド農民の生活改善に役立つeチョーバルなどの実例を交えて、事業構築のロードマップと実践的な戦略を提示している。

英治出版 2310円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • CSR企業総覧
  • 女性の美学
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本ブランドを売り込め!<br>中国向けEC販路の最前線

中国で2015年以降に広がったライブコマース。「ソーシャルバイヤー」が商品説明をライブ動画で配信しネットで注文を受ける、ECの新手法だ。東京からの配信開始で、日本企業も熱い視線を注いでいる。越境ECの新しい販路をリポートする。