終活の「適齢期」は自分の基準で決めればいい 無理にやっても「鬱々とした」気分になるだけ
終活に婚活、妊活、捨て活、推し活……。昨今、やたらと増え続ける「〇〇活」。そんな「〇〇活」はもはや略語ではなく、単なる「造語」だと指摘するエッセイストの中山庸子氏。特に「終活」という言葉には、言葉自体に矛盾を感じるといいます。
70歳を越えてなお、まだ「終活」はしないと中山氏が言い切る理由とは?
※本稿は中山氏の著書『やめると人生ラクになる 70歳を越えたらやめたい100のこと』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
「こんな世の中だから」とただ嘆いてもしかたない
テレビのニュース見すぎの知り合いの口癖がこれ、「こんな世の中だから……」です。
こんな世の中って、どんな世の中なんだ?
地球規模で考えても、国内規模で考えても、確かにやり切れないような出来事はたくさんあります。
だからといって、今の自分の不安や不満とそれらがすべて直結しているわけじゃないから、「こんな世の中」とざっくりネガティブに評するくらいなら、「足元のごみを拾え」というのが、私なりの考えです。
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