「メンタル不調の私」が"会議"をしたら起きた幸運 「会議は意味ない」と思う人こそ聞いてほしい
それでは、自分会議を始めよう。
第一回「自分会議」のスタート!
司会「はい、それでは第一回自分会議を始めます。はじめに、メンタルの叫び担当、メンタルが今どんな状況なのか教えてくれますか?」
メンタルの叫び「ハイ。実は今日、会社で上司に怒られてしまって……。普段仲の良い上司なのですが、あまりに私には関係ないことで怒られてしまい、その場で怒り返してしまったんです。仕事が忙しかったのもあって、色々限界が来てしまって……。まだ心の中がモヤッとしています」
司会「なるほど。それはいけませんね。それでは、整理担当。何か意見はありますか?」
整理と過去の事例担当「はい。まず、怒られた内容があまり自分に関係がなかったこと、そして仕事が忙しかったことは事実です。なので、怒り返すのも無理はないとは思いますが、職場で上司に怒り返すのは良くないことであることも事実です。そこは反省すべき点があると思います」
司会「そうですね。上司に向かって社会人として非礼があったこと、そこは反省すべきでしょう。解決策担当、何か反省の策はありますか?」
解決策担当「はい。ここは、自分が忙しかったことを上司に説明しつつも、自分にはあまり関係ない内容だったことを事実として伝えた上で、非礼を詫びるべきでしょう。明日、上司にペコッとしましょう」
司会「なるほど。どうですか、メンタルの叫び担当?」
メンタルの叫び担当「はい、分かりました」
司会「よろしい。ですが、まだメンタルの叫び担当のモヤッとしたメンタルが解決していませんね。これはどう解釈しますか? 整理担当?」
整理と過去の事例担当「はい、これは以前も似たようなことがありました! どうやら、仲の良い人に怒られたりするとパニックを起こして、悲しいのに怒ってしまうようです」
司会「!? それは本当ですか?」
整理と過去の事例担当「はい、今色々思い返してみたのですが、過去、似たようなケースで何度も怒っています。でもそれは後から考えると、ただパニックを起こしていただけであり、本物の怒りではないです。むしろパニックで勢いがついてしまっただけのような感じだと思います」