「メンタル不調の私」が"会議"をしたら起きた幸運 「会議は意味ない」と思う人こそ聞いてほしい
「あ、今まで持っていた私の感情は、怒りではなく寂しさだったのだ」
「このモヤモヤはいら立ちではなく、相手への期待だったのか」
という感じで。
これが分かると、自分のメンタルを不安定にしているモヤモヤの実態が、言語になって明確に自分の中に落とし込まれることになる。
そして言語化されたモヤモヤに、初めて他人の意見が入ってくる。
「そのいら立ち分かるよ!」
「それは嫌だよね、私も経験がある」
などの他人のコメントを受け取ると、言語化されたモヤモヤへの解釈に自信がつく。
そうなると人は初めて、メンタルが落ち着く。
「自分の感情や思いを言語化する」、「他人の視点から意見を得る」、この2つは、自身のメンタルに安定を与えてくれるのだ。
しかし、悩みやモヤモヤといった、あなたのメンタルを左右する問題について話せる他人(家族や友人)は、必ずしも常にそばにいるわけではないだろう。それは当然であり、仕方ないことだ。
ここで考える必要があるのは、他人のいない環境下で、いかにして「自分の感情や思いを言語化する」、「他人の視点から意見を得る」、この2つの恩恵を得るか?ということだ。
それこそが今回、私があなたに提供するテクニックだ。
名付けて、「自分会議を開催する」である。
「自分会議」開催の手引き
自分会議とは、頭の中に複数の自分を召喚して、その名の通り会議を行うことである。
やり方は簡単だ。様々なことを頭の中にイメージするだけでできる。
あなたの頭の中に、以下の人を用意してほしい。
・メンタルの叫び担当
・整理と過去の事例探し担当
・解決策担当
この4人が必須だ。