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人望ない「石田三成」それでも"親友に慕われた"訳 皮膚病を患う盟友の大谷吉継との温かな逸話

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  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)
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警護の兵が「これから処刑される人間が体を気遣うのか」と笑うと、三成はこう言ったという。

「大きな望みを持つ者は最後まで己の命を大事にして、本来の目的を達成しようとするものだ」

「義理人情が理解できない空気が読めない男」とされてきた三成だが、主君への忠義を不器用に貫いた「義の男」だった。

嫌われ方にもいろいろとタイプがある

『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』(日本能率協会マネジメントセンター)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

後世ですこぶる評判が悪い歴史人物たちを並べてみると、嫌われ方にもタイプがあることに気づく。『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』では、「なぜ嫌われているか?」という原因別に章分けを行っている。

今回は「第3章 シッパイしたから嫌われている?」から、石田三成をピックアップした。そのほか「ワガママ」「ズルい」「イメージが悪い」など、嫌われる理由もさまざまだ。

しかし、嫌われ者たちには、ある共通点がある。それは「自分の信念に基づいて行動をした」ということ。これは、実は「嫌われ者」と正反対の、人気のある英雄たちにも言えることだ。

「無能で何もしなかった」と思われがちな人物さえも、よく調べれば、誰かのためを思い、行動を起こしていた。ただ、ちょっとやりすぎてしまったり、目的がうまく伝わらなかったりして、誤解されてしまっただけ。あとから評価されることも多い。

長い人生においては、どうもあまり好きではない人物と、時間をともにしなければならないときも、あるだろう。そんなときには、ぜひ本書で「嫌われ偉人」たちに思いをはせてみてほしい。

苦手な人物の違った面に目を向ける、きっかけの1つになるかもしれない。

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