米人気動画サイト「Hulu」が上陸、黒船に身構える日本勢
日本では本業のテレビ視聴率低迷にあえぐ中、ネット動画配信への番組供給を増やし始め、ようやく収益化が見えてきた段階。対するフールーはユニークユーザーが3000万人を数え、有料会員も100万人に上る。11年の売上高は5億ドルに達する見込みで、年々倍増ペースで伸びている。
野村総合研究所の山口毅主任コンサルタントは、「日本では無料版がないため、視聴者拡大のハードルは高いが、フールーの期待は大きい」と指摘する。成長株である同社には現在、アップルやグーグル、アマゾンなど複数企業が買収に興味を示している。米国では若者の視聴習慣を変えたといわれるフールー。日本でも旋風を起こせるか。
(冨岡 耕 =週刊東洋経済2011年9月10日号)
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