島谷ひとみ「気づきの40代」で見つけた大切な軸 30代後半で音楽活動を一時休止、事務所も出て再出発

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私は歌うために東京に来たはずなのに、今の自分はそこと思い切りかけ離れてしまっている。それがまた次の悩みにもなっていく。そんな渦に入ってしまいました。

人生も折り返し地点に立った時にこう今一度自分で一回リセットボタンを押して自分が本当にどれぐらいの歌を歌っていきたいのかとかを問い直すという気持ちになったんです。

母の病気で自分のことも見つめ直した

そして、どういう流れなのか、その時期に母が病気をしたんです。地元に戻る頻度も増えました。親との時間、自分自身の時間、そして歌手としての時間。いろいろなことを否応なく考えるようになって、今一度、思いを精査することになりました。本当に、本当に、自分の中で何が大切なのか。優先順位をつけていくことで、やっぱり自分は歌を歌いたい。そう思ったんです。

40歳からの再出発で、長くお世話になってきた事務所も出て、本当に一からのスタートになりました。

今、何もかも自分でやらないといけない状況で30代の頃よりもプレッシャーを感じるといえば感じる環境なのかもしれません。でも、今が一番自由に歌えている気がするんです。そして今が一番楽しく生きている。それも感じています。

島谷ひとみ
「やっぱり自分は歌を歌いたい」という思いに気づいたという島谷ひとみさん(筆者撮影)
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